2025.09.22

メディア

9/21㈰「こものキッズの今を知る」~不登校を特別にしない~

「不登校を特別にしない」― こもガクがくトークイベントが新聞で紹介されました

2025年9月21日、かもしかビレッジを会場に、「こもガクがく」の一環として開催したトークイベント

「こものキッズの今を知る~不登校を特別にしない~」が、翌22日付の新聞(三重版)で紹介されました。

当日は、保護者や教育関係者、地域で活動する方など多数の方々が参加。

「学校に行けない」ことを「ダメなこと」と決めつけるのではなく、

誰にでも起こり得ることとして“不登校を特別視しない”という視点から、

対話と学びを深める2時間となりました。

 

▶保護者と教育現場、それぞれの「リアルな声」

第1部では四日市メリノール学院 教員・武藤先生、フリースクール「こもドーナツ」主宰・黒宮さん

をお招きし、トークセッションを行いました。

「朝起きられない」「行かなきゃと思うほどつらくなる」など、子どもの心と体に起きていること。

そばで支える家族の不安や葛藤。

学校現場が感じている限界と、変わりつつある取り組み――。

それぞれの立場から語られる言葉に、参加者のみなさんは深くうなずきながら耳を傾けていました。

「まずは、子どものしんどさをそのまま受け止めること」

「親が一人で抱え込まず、地域の場や専門家に頼っていい」

といったメッセージが繰り返し語られたのが印象的でした。

 

▶年齢別にひろがる「学校以外の選択肢」

第2部では、年代ごとにどのような学びの選択肢があるのかを紹介しました。

小中学生向けのフリースクール・居場所づくり(こもドーナツ)

夜間中学や「学びの多様化学校」としての取り組み(みえ四葉ケ咲中学校)

通信制高校という選択肢(四日市メリノール学院高等学校 通信制課程)

「教室に座って授業を受けるだけが、学びではないこと」

「その子のペースで、得意なこと・好きなことから学び直す道があること」

など、具体的な事例を交えながらお話しいただきました。

 

参加者からは

「こんなに選択肢があるとは知らなかった」

「“学校に戻す”ことだけを目標にしていた自分の考えが少し楽になった」

といった感想も寄せられました。

 

▶かもしかビレッジが “安心して語れる場” に

この日は、同会場で「かもしかビレッジ開村日」も同時開催。

マーケットや展示、プールあそびなどで子どもたちがのびのびと過ごす様子があるなか、

屋内では大人たちが真剣に「不登校」について語り合う――

そんな、日常と学びがゆるやかにつながる一日となりました。

 

終了後も、登壇者や参加者同士が残って話を続ける姿が多く見られ、

「今日初めて、自分の気持ちを言葉にできた気がする」

という声も聞かれました。

 

 

20250922朝刊三重版 不登校を特別にしない

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