2025.09.04
9/20㈯「土談(つちだん)vol.4 萬古」
資源の枯渇と工芸産地の衰退に挑む 「東海湖産地構想」から生まれた「土談 vol.4 萬古」開催
9月20日(土)に、ここ 萬古の産地にて「土談(つちだん)」を開催いたします。
本イベントは、資源の枯渇や工芸産地の衰退といった深刻な課題に直面する中で立ち上がった
「東海湖産地構想」の取り組みの一環として今回で4回目の開催となります。
■ 東海湖産地構想が生まれた背景
東海地区には500万年前、現在の琵琶湖の6倍もの規模を誇る「東海湖」が存在していました。
その湖底から採れる良質な粘土こそが、この地域の窯業を生み出し、
四日市の萬古焼をはじめ東海地方の数多くのやきもの産地を育んできました。
しかし現在、窯業は大きな転換点にあります。
原料となる粘土資源の減少
職人の高齢化と後継者不足
サプライチェーンの分断
これらの問題により、産地の存続が危ぶまれる状況です。
こうした課題に正面から向き合い、東海三県の窯業産地を未来へとつなぐために掲げられたのが
「東海湖産地構想」です。
この構想では、産地の内外をつなぐ新しいコミュニティ形成や、
「土」の魅力を広く発信する活動を展開しています。その象徴的な取り組みが「土談」です。
■ 「土談 vol.4 萬古」について
「土談」は、土を伝え、土を語り、土を学ぶことを通して、土の価値を再認識し、
未来のものづくりを考える新しい場です。
第4回目となる今回は、萬古焼の産地・四日市市と菰野町を舞台に、以下のプログラムを予定しています。
・銀峯陶器の工場見学(日本有数の土鍋メーカー)
・萬古焼窯元「山口陶器」 による展示「土と萬古と山口陶器」
・クレイトーク、クレイビュッフェ
・懇親会(四日市駅周辺)
開催日:2025年9月20日(土)
時間:9:30〜21:30(予定)
参加費:10,000円(移動費・昼食代・入場料・懇親会費含む)
※懇親会不参加は6,500円
定員:30〜40名
■ 山口陶器の役割
山口陶器は「新しい地場産業の形をつくる」ことをミッションに、土から始まるものづくりの価値を次世代に伝える活動を行っています。
今回の「土談 vol.4 萬古」では、自社が運営する「かもしかビレッジ」を会場に加え、参加者に産地の“いま”を体感いただきます。
◎山口陶器チャンネル「東海湖産地構想」
https://youtu.be/YcCYrkn8EFc?si=S6G1o5pen03CR9fM

◎山口陶器チャンネル「土談」
https://youtu.be/SrL-84YrxR0?si=jhe677sBrYJwAezd


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